CALAMARI CALAMATTE

佐野まいけるの日記

だいたい1週間日記:「ご協力は得られそうですか?」

ホタルイカを捕りに行って狂った体内時計を整える一週間だった。
「なにより生活リズムを保つことが大切です。極端な早起きや夜更かしはしないように。興奮しすぎるのもよくありません」という医師からの助言をすべてぶち壊すこのイベントを、決行するかはかなり悩んだが、最終的には私の中でのホタルイカの重要性を医師に説明して、まあいいでしょうということになった。

ホタルイカ掬いの諸々については別途書くとして、ともかく大満足の富山旅だった。しかし私の本番は帰ってからである。ここで体調を崩してしまうと、それ見たことかと言われてしまう。いつも以上に慎重に過ごした一週間だったが、意外とスルッと切り抜けた。旅先でホタルイカタイム以外はほぼ睡眠に充てたのも良かったのだろう。こういうのが一生続くのかと思うとうんざりするが、多かれ少なかれ誰でも体調管理は必要なのだからと自分に言い聞かせている。

ホタルイカかわいいよホタルイカ

土曜は夫の定期通院日だった。いつもならついでに私も出かけて一緒にご飯でも食べるのだが、今回はちょっと野暮用の解剖があったので(野暮用の解剖??)イカと見つめ合いながら自宅で待っていた。帰宅した夫は「前回より少し体重が減ったんだけど、お医者さんには変わってませんねって言われちゃった」とへらへらしている。ここまではいつも通り。しかしその後に黙って見過ごせない一言が飛び出した。「お医者さんに『ご協力は得られそうですか?』って言われちゃったよ。まいけるが太らせてると思われてるよ」

医師は家族(私)の協力がないから、夫が痩せないと思っているのである。ニヤニヤしている夫を見てイラっとした。当然、医師に対してではなく、それを冗談として私に言える夫にである。

この10年、どれだけ私が「ご協力」してきたか知っているくせに笑っている場合ではない。その場ではなんとなく流したものの、翌日になって夫がモチャモチャと失礼なことばかり言うので怒りが再燃し、7000字分ぐらいの正論でぶん殴ってしまった。

さすがに理解したのか「今度こそ痩せる!」という真剣な(感じに聞こえる)宣言して、場は治った。まずはとにかくあすけんの女の言うことを聞いてくれ。

早く健康になって欲しい。

※ちなみにコメントなどで、「こういう『ご協力』の方法がありますよ」といったアドバイスは不要である。あなたが考え付く方法はこの10年で俺がやりつくしているので。